明日12月28日、今年最後のティーチング(ダンスレッスン)クラスをむかえます。
この年内最終レッスンをもって、12年間続いたStardust Square Studioでのレッスンクラスを終了させて頂くこととなります。
長い間ここ桜上水まで通って下さった生徒のみなさん、本当にありがとうございました。
12年間、このスタジオには本当にたくさんの人たちがいっぱい通って来ては、一生懸命レッスンにはげんでくれました。
共に汗をかき、時には涙を流し、大声で笑い合い、必死の瞬間を幾度となく共有してきました。目立たない場所にあり、あえて大きく看板も出さずにいたため、少々隠れ家的スタジオとして存在していたので、その中には、当時モーニング娘。に入りたてだった4期メンバーの石川・加護・辻・吉澤も、宝塚の今ではトップスター蘭寿とむも、川村ゆきえも、AKB48合格を目指していた頃の増山加弥乃も、当スタジオの会員です。その他各業界の方々アスリートに至るまで、歌手・俳優・女優、たくさんの方がデビューを目指して足しげく通ってくれました。
そして、本当にたくさんのダンサー、インストラクター、振付師を輩出してきたスタジオです。
現在通ってくれている生徒さん達には、3ヶ月前に、偏った一方だけの理由をお伝えしただけなので、閉館という決意に至った本当のもう一つの理由をお話しすべきかと考え、ここに向かっています。
12年間という長い年月をある意味閉幕するのだから、当然理由は一つや二つではありません。
5年前、私がある病気が原因で身体を壊し、2年近く踊れなくなった時期があって、レッスンを長期お休みをした頃辺りから、多少の変化を感じ始めていましたが、ついに昨今では・・・ダンスを習いに来るというよりお友達に会いに来るといったような、上手になるより楽しみたい、みたいな・・・良い意味では本当にアットホームなんだけど、少し、意欲や意識の低い人達のよりどころとなってしまった感が目立って来ていました。
ここStardust Square Studioは中・上級レベルからプロフェッショナルクラスとしてレッスンを行っていて、“ダンサーである前に社会人でいて欲しい”という想いから、ダンスのみならず、マナーや礼儀までも伝えていましたが、その必要性を理解してもらうところに軌道修正することができなかった。
気付いた時には残念ながら、私の12年前のStardust Square Studio スタジオオープン当初のコンセプトやレッスン自体の在り方とはあまりにかけ離れてしまっていました。
故に、閉める決意をした次第です。
挨拶も私の問いかけに対して返事もできない人達の集まりをこれ以上笑いながら見逃している事ができなくなりました。優しさに甘えるばかりではなく、自ら働きかける気持ちを、姿勢を、想い出して欲しい。
楽しむだけのクラスや、優しく学べるクラスは、IACスタジオやChacottスタジオで開講していますから、ぜひそちらのスタジオにお集まり頂ければと思います。
とはいえ今後も、新しい才能と能力に、美しい笑顔に出会うべく、自分の向上心を隠さず向き合え、共に成長し合える人たちの集まりを作るべく、日々精進して参る所存です。
新たな場所に新しいスタジオをオープンできる日を目指して。
最後になってしまいましたが、12年間、ただただ温かく見守り、ずっとご協力下さったスタジオオーナーである吉田さんに心から感謝申し上げます。本当にありがとうございました。
当日、別れの悲しみに全身が包まれてしまう前に、気丈でいられる今、レッスンクラス閉館前日の今日、正直な気持ちをここに記します。
300名に及ぶ生徒並びに会員の皆様
12年間、ご愛顧頂き、誠にありがとうございました。
過去を嘆くより、辛さを避けたり難しさから逃げたりするのではなく、やがて来る喜びを最大限に受けとめるために、向上心を持ってやまない私をどうかお許し下さい。