『覚悟の瞬間』 [ http://www.kakugo.tv/index.php?c=search&m=detail&kid=580 ]、
そして日テレG.W.特番、見てもらえたかなぁ。。。
本来テレビ番組出演の場合、収録が終わるとホッとするのだけど、今回の番組ばかりは、OAが気になって気になって、録画予約しておいたDVDの再生ボタンを押すのにどれ程緊張しただろう。。。
収録中私がコメントできる機会は限られていたから、中々語れず悔しい想いもしていたンダ。
できたら、、、全出場チーム21組にコメントしたかった。
だって、どのチームもそれはそれは素晴らしかったから! 本当に。 ・・・ダンスについて、エンターテイメントについて、ダンスをお仕事にする事について等々、これまでの経験と知識からいろんなこと知らせたかった。 感じたこと伝えたかった。
実は収録の時、最後のコメントのところで私、泣いちゃったんだよね(^^ゞ
あの時あそこでなつがお話したことは本心。 恥ずかしながらなつは本心を語ると涙がでちゃう。
特にダンスの事を心底語る時、決まって涙声になる。
でも、この収録の時は、なんだか、涙声どころじゃなくてね、相当な勢いで泣きながらコメントしたかもしれない、恥ずかしい程・・・(>_<) ゆえに、カットになって当然とも思える(^_^;)
出場者たちの必死さや本気度、それをサポートする仲間たちの応援、陰で指導する各先生方。 出場者は一人残らず真剣そのもので、会場にあふれていたはずのあの空気感をそのまま全部伝えられたらなぁ。。。なんて思っちゃうけど、5時間の収録を2時間弱に編集するのは本当にすごく大変な作業だと思う、、、それでも出場者のダンスレベルの高さは伝えられたかなり素敵な番組だったと思う。
K-POPをコピーして踊ってくれたチームが多かったけど‘十代時代’や‘アフロボ’‘FNSD+’の皆は、コピーする少女時代やKARAの歌とダンスが大好きなんだっていう気持ちがすごく伝わって来て、踊っている時の笑顔が、変にダンスのスキルを学んでいるダンサー予備軍と違って、作り笑顔がなく、ダンスはもちろんだけど、表情がすっごくよかった!
見ている人が楽しくなれる!これすごく大切だと思う。
さらに、‘ティガーズ’‘バトルドラゴン’‘光GENJO’そして‘かじちゅ’‘ミラクルクル’の様に、空手やローラースケートに新体操、一輪車と、いろんなスポーツや格闘技とコラボに取り組む姿とそのアイデアも素敵だった。
‘パフュッキー’の男の子3人や‘就職氷河期’もチームとして醸し出す雰囲気がすごく良かったし、‘殻’や‘ピンクバブル’のダンスもパワフルで切れがあり表情豊かで最高だった。 ‘ゼロ’‘リル・ジャクソン’にはついついプロを見つめる厳しい目になっていたね。 ‘森羅万象’‘プロダクトボーイズ’これからの期待大だ。
収録の始めには実際、審査員紹介があってね、それぞれの審査員が一言ずつ挨拶をする際に、私は、「私の悪い癖で、プロに厳しく、アマチュアさんに甘いので、今日は皆さんをプロとみなして、厳しく審査して行こうと思います。」なんて風に言った。
きっちりダンスのレッスンを積んでいて、コンテスト経験もあって、、、なんてチームにはやっぱり厳しい評価になってしまったかも知れない(>_<)
だから、、なのか、でも、、、なのか
そう、、、なつは優勝に‘影舞者’を選んだ。21組中唯一10点満点をつけたチームだった。
ダンサーはそれなりに踊れると目立とうとアピールを強くする。 時としてそれは、踊りの癖となって目に付いてくる時がある。 もっと踊れるダンサーは、そのテクニックとアピールをコントロールし、作品への完成度に貢献できる。 さらに後列端の人間も誰一人手を抜くことなく、ステージ上に立っているという意識と集中力で、気持ちを合わせ呼吸を合わせ、踊りながらメンバーとのアイコンタクトによるコミュニケーションは見ていてとても心地よく、楽しんでいる様子が、見ている者にも喜びを与えた。 相当の練習を積まなければ、あのステージはできない。 しかもステージ上の彼ら彼女達は、その練習の辛さのかけらもその表情に見えない程、楽しんでいた。 全体の一体感が発するエネルギーを膨らます。
優勝決定後そんな彼らに、惜しくも敗れて悔し涙を流す‘影舞者’のダンサー達に、慰めみたいな台詞から始まったなつのコメントは途中からすっかり「ダンスとは・・・」の話になっていった。
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‘影舞者’はサ、多分この番組名である『完コピ!名曲ダンスNO.1決定戦』ていうのに忠実に選曲して練習して来てくれたんだよね、そんな中でも充分伝わるものがあったし。
‘ブラックスターズ’の方は、ショー的要素がふんだんでエンターテイメントとしてある種完成されたパフォーマンスになっている。 これを比較して順位を決めるのはすごく難しい事。 それぞれ審査員の方々もすごく悩んだと思う。 ダンスは生命力の現れだから、そういうのもしっかりと伝わって来たし。。。
ダンスはスキルだけじゃない。 上手い下手じゃなくて、イイものはイイんだ! そういった意味でも、今回出場してくれたチーム全部が素晴らしかった。
テレビを見てくれている視聴者の皆にも、ダンスの良さ・素晴らしさが充分伝わったと思う。 今日ここに出場してくれたみんなのおかげ。
ありがとう。
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こんな言葉を泣きながら言った様に覚えている。 はぁ。。。(*^^*)ダンスって本当に素晴らしいんだ。
ダンスを一生懸命な人達に出会うと私はそれをどうしても伝えたい気持ちに駆られる。
抑えきれない程膨らむ。 ダンスって身体全体で、気持ちを、想いを、今の自分を伝えるものだから。
ウソがつけない、飾る必要もない、だから全身で隠すことなくさらけ出して。
それが、“目からビーム(となり)、手からパワー(となり)、毛穴からオーラ(となり)”、大きなエネルギーとなるのだから。
(私はこれをずぅ~っと、AKB48のメンバーに言い続けて来たょ・・・おっと話がずれそうになった・・・失礼。)
ダンスをこよなく愛するダンサー達とこれからを担うコリオグラファー達に、
この番組を通して会うことができ、さらにみんなの本気の空間をこうして共有できて本当に嬉しかった。
この番組に出演のお声掛けを下さった栗原さんに心から感謝したい。
ダンス大好きで一生懸命踊る人達に出会えた感動、点数をつけるだけじゃなく1位を決めなければならない辛さ、そんなたくさんの感情の中でも、“創る”ということにちゃんと取り組んでいらっしゃる方だと感じられて、お仕事をご一緒できたことをとても有難く、嬉しく思います。その都度頂いた言葉は決して忘れないと思います。
絶対また一緒にお仕事したい人が増えました(^o^)/