鍼灸師の先生にも立ち会ってもらい、な、ん、と、か、無事に二日間の撮影を終了しました。 今回の撮影は、踊り自体は決してハードなものではないのだけど、スケジュール的にも、肉体的にもハードだったので、撮影が無事終了したときは、お腹の、それも胃の下の奥の方で、わんわん泣いた・・・。 このお仕事に取り組み始めて、かれこれ約半年、たび重なる変更に対応しつつ、やっとメインの撮影日となった時に、ちょうど身体の故障箇所の再発が重なって、もうどうしようかと痛みと焦りとで、ぐちゃぐちゃになっていたからなおさら。
ヤンマさまとMarikoさまが祈っていてくれたおかげ。 まりこっちもみどりちゃん(このような呼び方をお許しください(^^))も。 現場でそれをものすごく感じながら踊りました。 そばにいなくても、離れていても、大きな力になる。 そんな方と触れ合えていること、私はしあわせ者です。 これで、痛みに負けていたら、ばちがあたります。 本当にありがとうございます!
なつのレッスンを受けてくれている生徒さんの中で、やはりいつもとても親身(といってもさりげなく)に心配してくれる“ともちゃん”という子がいます。 彼女は、そうだなぁ、、、独立して行った子達を除くと、今来ている生徒さんの中では一番古くから続けてくれていることになるんだろうな。 もう25年になる。 すごいよね!?
レッスンを受けているだけでダンサーと錯覚しちゃったり、レッスンを続けているだけでプロとして頑張った気になっている自称ダンサー達が多い中で、彼女は、自分の立ち位置を明確にとらえていて、ダンスを愛している。 なつの状態を実はものすごく見ていて、「先生今日はあまり寝てないんだな」とか「先生無理しちゃってる」とか「今日は足が痛そうだな」とかわかってくれてる。 それでいて、決してその多くを語らず、挨拶は笑顔でハッキリとし、「おつかれさまでしたぁ~」ではなく「ありがとうございました。」がちゃんと言えて、多くを望まない。 先生&生徒でありながら、ギブ&テイクができる関係だ。 先述の勘違いさんとは違い、自分が一般人であることを自覚していて、昨年末、“生徒さんとの忘年会”に出席した時、彼女はみんなの前で「夏先生は、昔と違ってすっごく有名になって、とてもお忙しいし、なんでも手に入る立場になって、なんだって持っているのに、わざわざ、なにもない私たち素人のところに戻って来てくれて、レッスンしてくれて、、、本当に有り難いなぁって、、、」みたいなお話しをしてくれました。 私はこの言葉には本当に本当に感動し、ありがたくて、胸の奥の方がキュンて、涙がこぼれそうになるのを我慢しました。 ダンスが好きな気持ちが、言葉での主張ではなく、レッスンを受ける姿勢や踊る姿に出ていて、素敵な子です。 IACやChacottのレッスンを受けてくれています。 そう、、、25年前からずっと。
こういう素敵な生徒さんが一人でもいる限り私は、風邪やケガくらいでは代講や休講にしない、この私の信念は貫こうと思います。 私が未だに一般向けクラスを担当し続けていることには意味があるのだと、再認識ができました。 ダンスを愛する人の一番裾野の部分ももっともっと広げて行こうと。 それが私の使命のひとつであることは確かです。 あちゃぁー、、ついつい熱弁。
話しを戻して、、、っと。
このあとも、一週間延期してもらったスチール撮りとアフレコが残っていますし、撮影スタッフさんは編集作業、出版スタッフさんは紙面の制作作業とそれぞれクリエイティブ作業は続きます。
今回の撮影、自分の体調のせいで、多くのスタッフに心配と迷惑をかけてしまいました。 撮影終了後、スタッフ全員の前で最後のご挨拶をする時、これ以上想いを口にしたら、泣きじゃくりながらお話しすることになってしまう・・・ そう考え、すごく簡単なご挨拶にして、身体全身震えながら涙をこらえました。 いつか必ずこの気持ちをこの想いをしっかりと言葉にしてお伝えできる日が来ると思います。 それはぜ~んぶが出来上がって、最高の作品としてカタチになった時だな、やっぱり。 スタッフの皆さま、引き続きよろしくお願いします。
ちなみに、今日は、NHKホールへ。
『NHK歌謡コンサート』20時から生放送です。 私の担当シーンは、氷川きよし「情熱のマリアッチ」 ダンサー8人が氷川くんをあつぅ~く盛り上げます。 番組内では、スタートから2曲目!(ゆえに、2週間前から告知してありますが、本日のIACは代講となります。)
あと、もちょっと。 頑張って行って来ます!