いつも初めてのことを先陣をきって行う時、かなりの覚悟と決意と勇気とエネルギーを要する。
周りの人や相手は決まって「前例がないから」と言って、はなっから否定系の対応。
そこに向かって説得を重ね、目標を実現して行くのだから、それは当然一大事。
そう、、、私って、そんなことばかりしてる・・・
1995年、新宿シアターアプル(現在は取り壊されてしまった700人キャパの素敵な劇場だった)で自らプロデュースのダンス公演用に「ダンスの3Dムービーを撮りたい!」と言った時。
日生劇場で最初にモーニング娘。のミュージカルをやった時。
セガ・アミューズの映画『female』で映画監督に抜擢されたとき。
テレビ業界で舞台業界で広告業界で、振付師クレジットを載せてもらう時も、
音楽業界において、印税を発生させてもらう時も。
今回のこの『ダンスのための準備運動』という教科書の制作中に、これらの事をいっきに想い出した。
ほんっとぉーーーに辛かった記憶だ。
現場には協力者などほとんどいない。 これは苛めか試練か修行に近い。
全員が後ろ向きだ。 理解しようともしてくれない時間が長い。 陰口の嵐。
“どうなんでしょうねぇ・・・ったく” ・・・メゲないためにも笑顔でやり過ごす。
“女だから泣けば済むと思って・・・” ・・・絶対涙を見せないためにトイレに行く回数が増える。
大の大人の群衆に子ども一人で立ち向かっていく感じ。
向かい風と来る荒波の中を素っ裸で航海に挑んで行く感じ。
言い方如何で少し勇ましくも取れるけど、これ相当きつい。
歯を食いしばったよ、歯がすべて砕け散るかと思うくらい(笑)
ダンサーと振り付け師の地位を上げて確立する。 今、少しずつ、できつつあるね、このブームに乗って。
そして、
業界問わず、道を創っていきたい。 ダンスを持って。
音楽業界、芸能界やダンス界のみならず、教育界や医学界にまで。。。
ずぅっと前から思ってること。 これまでやり続けてきたこと。
今、自分自身の身体が思うように動かない状況にあるのだけど、、、
ここは、頑張り続けなくちゃいけないと思ってる。
この51歳の誕生日に、決意をあらたにした次第です。
写真は、誕生日に今夏用に買った白ワンピを着てパチリ。
ちょっと、、、実物よりずいぶん良く撮れてる気がして、この堅い決意とは裏腹なのに、
お気に入り写真です<m(_)m>すみません。
さて、今日はいよいよ“Japan Hip-Hop DANCE CHAMPIONSHIP 2013”開幕です。
本気でヒップホップダンスに取り組んでいる人達が世界基準で評価されるすごい大会です。
私は今年で2回めの参加。 明日(31日)の本選で、ジャッジをつとめさせて頂きます。
お時間あればぜひ、ディファ有明へ。