大変ご心配をおかけしました<m(_)m> ようやく無事退院致しました。
レッスンを楽しみにして下さっている生徒さん、急告が届かずスタジオまで足を運ばせてしまった皆さん、ご迷惑をおかけしました。 温かいコメントで励まして下さったみなさまありがとうございます。 おかげですっかり元気になりました。 点滴おそるべしだね。 一週間に渡りあれほど食が制限されるにもかかわらず、退院後の体重計の数字は・・・!!(◎o◎) 1キロ(kg)も減ってなーーーい! 嬉しいような期待はずれなような・・・(^^ゞ感じです。。。
さてさて、早速ですが、お話は変わります。。。
今回はここである一人の女性を紹介させて下さい。 その名は「愛ちゃん」。
彼女は現在30代後半。 8歳の時に交通事故に遭い車椅子生活を余儀なくされました。 私と愛ちゃんの出会いは鳥取のワールドウィングになりますが、最初に見かけた時の愛ちゃんは、会話は普通にできるけれど、細い2本の脚は座席に置かれたままで、その腿の上に力なく両手が添えられていて、目線はどこを見ているのかわからず、どう接していいものか、、、戸惑いは隠せませんでした。
私自身これまで、お仕事で幾度となく障害者の方々に、踊りを教えたり、振り付けを付けたり、一緒に踊ったり、、といった機会もあり、自分自身23歳の頃全身筋肉硬直して一瞬その感覚を経験したこともあって、向き合い方を知っているつもりでいたけれど。
愛ちゃんとはこれまですでに3~4回リハビリトレーニング合宿で一緒になりました。 この愛ちゃん、私好みの気持ちのよい体育会系で、挨拶は大きな声で「おはようございます!」 トレーニングが終わると、一人一人に「お先に失礼します。」「お疲れさまです。」と声をかけていきます。 この愛ちゃんの姿に、身体の痛みに沈みながらトレーニングしている私はどれだけ励まされたことか。 おまけに、私は愛ちゃんに何も与えることができていないのに、愛ちゃんは私を「夏先生」と呼んでくれます。 自ら人に積極的に話しかけつつも、引き際を心得ていて、謙虚な姿勢はそのままに、‘なんて素晴らしい女の子なんだろう’、とその時年齢を知らなかった私は大学生くらいかなと思っていたのです。 愛ちゃんの事故に遭う前の夢はチアガールだったと聞きました。 愛ちゃんがもし8歳のとき交通事故に遭っていなかったら、とその事故が恨めしくさえ思えて来ます。
なぜこんなお話をここで? 、、、私が学び、励まされ、素晴らしいと思える人を皆さんにも紹介したくなりました。 そして、人間的にとても大きくてどれ程素晴らしいかを伝えたくなったの。
私たちはどれ程恵まれていて、どれ程甘えて生きているかという事、知るべきだと思いました。
そして何より、私が、悩める若者たち、未来を担う若者たちに伝えたい事は “意志が結果を生む” ということ。 この愛ちゃん、ついに立ったのです! 手を挙げてその掌を広げ笑顔でポーズをとることができました。
すっごい進化です。 努力の成果です。
もちろん周りの人の協力、理解、支えがあってこそなのだけれど。 数えたらきりがないのではないかしら。
ワールドウィング小山先生を始めとするコーチやスタッフのみなさん、ご家族、ご友人などなど、、、。 私が知り得ないたくさんの人々。 愛ちゃんはその方々へいつも感謝の気持ちを言葉にしていますが、なにより本人の努力なしでは何も始まらないのですから。 愛ちゃん自身が歩きたい!と生きたい!と思い続けるその強い意志があってこそ周りも動く。 周りをも動かす愛ちゃん自身のものすごく強い力です。 意志の力。
AKBのリクアワでお話した“底力くん”からちょうど一年ほどになるけれど、あの時のお話に感銘を受けてくれた皆さんに、悩みを相談してくれる皆さんに、もう一つ、“意志が結果を生む” のです、と伝えたかった。
この愛ちゃんを通して。
私自身、ワールドウィングでのリハビリトレーニング合宿中は、浮いたり沈んだりです。 痛い、つらい、できたことができない、できたと思ったらできなくなる・・その繰り返しの中で、同じ空間で黙々と頑張っている愛ちゃんがいます。 つらい時くじけそうになる時、愛ちゃんだって頑張ってるんだからと、何度その姿に励まされたことかしれません。 そんな愛ちゃんにありがとうを言いたくなりました、大きな声で。 世界中の人に聴こえるくらい(^^) 彼女の生きようとする力、いつか歩き、走り、踊ることを信じて、小さなひとつずつを繰り返し続ける粘り強さ、負けそうになる自分との闘い、その努力。。。 ありがとう、愛ちゃん。
みんなぁ! がんばろ~ぜぇい!!