先日放送されました BS1『第1回高校ダンス部グランプリ決定戦』
(第1回日本高校ダンス部選手権公式選抜大会グランプリ決定戦)
ご覧いただけましたでしょうか?
あの大きな横浜アリーナが高校生達の熱気で埋め尽くされていましたね。
下の写真はお客さんが入る前のアリーナの様子。光り輝いているのがステージ、そこからずぅーっと左側に小さく光が見えるのが私と田村アナウンサーがいる実況席です。その小さな光の前に1人立ってステージを眺めている私です…。
ダンスの実況解説というのはテレビ史上初の試みらしく、
(そういえば…見たことない、聞いたことない、、)
その大役を担いまして、大変有り難く、本気で一生懸命つとめさせて頂きました。
ちょろちょろとご感想なども頂いておりまして、現状、厳しいお言葉まだ届いておりません。
ありがとうございます。
意識したのは、
ダンスにおける実況解説というもの自体が初めての事ということで、
私の解説の声が、
パフォーマンスを見ている視聴者の皆様の目と耳において、
決して邪魔にならないこと。
私・夏まゆみが、
時折映し出されるだけの実況(中継)席で、
自分でも情けないほどに、
ご覧の通り、
何故あそこまで疲れ果てた表情をしていたのか・・・_(:3 」∠)_
ダンスの楽しさを伝えるべき番組であり、その役割を担っているのに・・・
“穴があったら入りた”かった理由はそこにあるのだけどσ(^_^;)
あの高校生たちの真剣な表情、
ダンスにかける熱意、
舞台にかける意気込み、
番組をご覧頂ければ、当然お感じになられたと思います。
それを目の当たりにしたらもう…とてもじゃないけど、冷静ではいられなくなります。
とても美しく感動的で、心に強く突き刺さり、涙がぽろぽろ溢れ出てきます。
その感動や心の動きをすべて抑えなければ、
ダンスを実況で解説するなど私には、到底できなかった…。
感情をとことん抑え、涙をこらえ、
そんなことにエネルギーを使い果たし、
30校のパフォーマンスが1校1校披露されるにつれ、
ドンドン消耗した顔になって行きました。
お恥ずかしい限りです。
今、こうして、
ようやくそんな舞台裏をお話しできるかなぁ〜… なんて思っております。
私の実況解説ぶりは少々棚に上げさせていただき、、、
各30校の2分半のパフォーマンス、審査員の方々からのコメントもそれぞれいっぱいあって、
この日の収録は実際、6時間にも及びました。
終わってから意識朦朧となるほどヘトヘトになった。
泣くことも感情も抑えきってたからね⊂((・⊥・))⊃
ダンスを審査し、点数を付け、順位を決める、、、これって本当に難しいと思う。
今回は審査員という立場ではなかったから、こんな事言えるのだけど…。
審査員と審査基準によって変わってしまう。それは決して審査員が良い悪いの問題ではなく。
以前からダンスコンテストの審査員を幾度となくやらせて頂いて、「ダンスに順位をつけるなんてあたしできないっ>_<…」 なんて半ベソ描いて語ってから審査員の仕事は減ったけど(笑)
ダンスってさ、観て(見て)いる人(=観た・見た人)が
イイ!って思うか思わないか、
好きか嫌いか、大好きかふぅ〜んか、
感じるか感じないか、、、でしかないような気がする・・・
友人や知人から個人的にもらう感想にも、
「私は〇〇高校が好きだったなぁ」とか「えーっ!なんで〇〇が◯位なの?」とかのコメントが多い。本当に ‘感じる’ ことって人それぞれで良いと思う。
だから、今回下位になった高校も全く落ち込む必要はないンダ!と言いたい。
すごくすごく印象的だったのは、
第3位のチームが高校名を名のられた瞬間、少しも嬉しそうではなかった事。
目標設定が優勝ゆえの感覚なんだろうけど、その意識の高さには本当に頭が下がる… 本当にプロ顔負けなノダ。
ダンスを愛する私としては、とてもじゃないけど冷静に語ることの方が難しく、
高校生たちの本気度、熱量、意気込み、その姿勢、
何を見ても、どれをとっても、たまらなくて、
涙なしには語れない、イヤ、涙無くして見ることはできなかった程、
素晴らしく、有り難く、感動的で、
視聴者の皆様にダンスの素晴らしをお伝えしようとすればする程、
泣きそうになってしまうので、それを我慢するのに本当に苦労しました(>_<)
それほど心から素晴らしいパフォーマンスであり、
以前から掲げていた “ダンスで世界平和“ を実現できる予感さえ感じた1日でした。
これからも
「ダンスを踊り、ダンスを愛してやまない人たち」が、もっともっと増えて、
その踊る人たちにとって、理解のある優しく大きな環境作りに、励んで行きたいと思っています。
番組をまだご覧になっていない方は、再放送も決定した様子なので、ぜひぜひご覧くださいね。一度観た方も、何度見てもイイですょね(*^▽^*)
最後になりましたが、
こんな私に、このような大役を任命下さり、至らない点をご指導ならびに大きな包容力で支えて頂きました、もっとも近くに存在して下さった各スタッフの方々に心から感謝しています。
そして、この番組制作に携わった全てのスタッフの皆様に心より御礼申し上げます。
本当にありがとうございます。